ライフワークバランスが大切だと言われてはいますが、仕事の割合と生活時間だけのバランスだけとは限りません。
子供との時間と生活そして仕事との関係性もしっかりと考えないといけないバランスです。
ここでは、
【保活】とは?
【保活】に裏技はないの?【保活】のコツや有効なテクニックとは?など
保活で困らないためにしておくべき事をまとめ、保活についてのポイントを押さえて、保活を通じ保育園にお子さんが入れるためのヒントをお伝えしていこうと思います。
【保活】コンシェルジュ 保活の悩みはここで解決
随分と前の事になりますが、
「保育園落ちた日本死ね」と匿名のブログに投稿されて一気に注目を浴びることになった保育園問題
みなさんも、保活でお困りではないですか?
最近では、話題に待機児童問題も上がらなくなり、数字上ではだいぶと待機児童問題は解決していっている様に思われます。
しかし、初めての子育てを迎える新米パパママにとって、わからないことだらけの保活は大きな課題ですよね。
保活の悩みは、一体どういったことを悩めばよいかすらわからないほどですよね。
【保活】での保育園選びの迷い
どうやって保育園に子供を入れるの?
保育園と幼稚園、また認定子供園って一体何が違うの?
色々な意見や評判を考慮しながら自分たちにとっての最適な保育園はどうやって見つけたら良いの?
悩むことはたくさんありますよね。
【保活】保育園入園申込み手続きの複雑さ
【保活】における申し込み手続きや必要書類の提出に関する手続きが複雑でよくわからない。
どこで申し込めば良いかもわからないし、いつから募集が始まるかもわからない。
何が必要?働いていないといけないの?
わからないことだらけですよね。
待機児童の問題
行政が発表する数字上では、待機児童問題はなくなてきている様に見えますが、保活を諦めた人は数字上には現れません。
また、住宅としても人気のある地域は、保育園や幼稚園の数に比べ児童数は多くなり、近所の保育園では待機が発生しているます。
では、どこの保育園へ通わせるのが正解なの?
【保活】のスケジュール調整や経済状況
保活中は仕事や家庭のスケジュールを調整するというより、
保活が成功しない場合、子供が保育園に入れられなかったら仕事ができない・復帰できない。
仕事復帰や就職活動もままならない状況に。
【保活】の情報不足
そもそも、保活に関する情報が不足しているため、何をどうすべきか分からない。
何が必要なの?どこに聞けば良いの?
初めての保活だと、わからないことだらけです。この情報不足をなんとかしないといけません。
【保活】の本当の意味?
最近耳にする【保活】とは、「保育園活動」の略語で、子どもを保育園に入れるための活動やその準備を指す単語です。
ここを読まれている方はすでにご存知だと思いますが、子供を授かった後、仕事復帰を目指すパパ・ママたちにとって、子供を預ける保育園探しは最重要課題。
都市部とその他の地域では、全く【保活】のやり方が異なってきますが、ここでは大阪市を例に都市部の【保活】についてお話しできたらと思います。
都市部での保活は難しい
【保活】って保育園に子供を預けるという至って簡単な活動に思いますが、一時期の待機児童問題だいぶと収まって来たとはいえ、まだまだ大阪市の様な都市部の『保活』はそんなに簡単には進みません。
認可型保育園への入園の申し込み方法は限られており、さらに行う手続きが難しい上に人気住居エリアの子供が多い地域や、人気のある保育園などは、数や保育人数も限られており、希望通りに入園すること自体が難しいのが現状です。
当事者にならないと見えてこない【保活】問題、多くのパパ・ママが悩んでいます。
ここから、子供を預けるのが初めての初心者にもわかりやすく【保活】の本当に必要なことをお話ししていきます。
【保活】の真の目的とは?
パパ・ママが、愛おしい子供と、社会との距離感をバランスよく取るため
これが【保活】の真の目的です。
自分が仕事など関係なく子供をずっと見ていることができる。
親などと同居もしくは実家が近くにあり、仕事などがあったとしても子供の面倒をいつでも見てもらえる状況にあるなら、【保活】は難しくありません。
しかし、現実はそうはいきません、特に大阪などの都市部での子育てはそういった条件は整いにくいです。
パパやママの仕事の事や身内などの介護などの理由で、家庭内で自分たちで子供をずっと見る事ができなく、子どもを預ける必要がある家庭が大多数だと思います。
その時に適切な保育園を見つけ入園することが出来、仕事や自身の活動などの社会とのバランスがうまくいける様に行う活動がすなわち【保活】です。
その活動の中でも認可保育園や認定子供園などの行政が関わっている保育園などへの入所を叶えるための活動です。
保育園などは、認可外の私立保育園などもあるのですが、費用面などを考えると優先順位は認可保育園などに入所希望が現実的ではないでしょうか?
【保活】申込手続き
ここでは、大阪市を例にお話ししていきたいと思います。
多少の違いはあるかもしれませんが、どの地域でもほぼ申し込み手続きは一緒です。
大阪市では、【保活】時、保育園への入園申し込み手続きの一切は、保育所が所在する区の保健福祉センターの保育担当宛となっています。
こちらに必要書類の提出、面接などの【保活】一切の手続きが含まれています。
大阪市の保健福祉センターは、区役所内や近接した場所に設置されています。
この時【保活】の申込時注意していただきたいことは、希望する認可保育園が区をまたぐ時、保育園があるそれぞれの区の保健福祉センターまで申し込まなければいけないことです。
受付時には面接も行われるため、お子様と一緒に行く方が良いと思います。
【保活】時は混み合うことが予想され、面接などの場合も日時を指定されたりするかもしれませんので、正式な申し込み前に確認や相談に行っておくことをお勧めいたします。
大阪市での【保活】の場合は、保育園申し込み時期について、主なスケジュールは以下の通りです
4月入園の場合※通常入園パターン
- 入園申込書配布開始: 9月初旬頃
- 入園申込一次受付開始: 10月初旬~中旬頃
- 申込状況公表: 10月下旬頃
- 一次受付結果通知: 1月下旬~2月上旬頃
年度途中入園の場合(※保育枠に余裕がある場合)
利用開始希望月の前月5日(閉庁日の場合は翌開庁日)までに区の保健福祉センターへ申請を行ってください。
4月入園でしたら、大体9月中頃から【保活】の手続きが始まることが多いですので、前もって保健福祉センターへ相談をしたり役所や保育園の前などの掲示板などをチェックしたりしておきましょう。
手続きは9月から始まりますが、【保活】はその時から始めればいいというわけではなく、それまでに色々な情報を集めておきましょう。
認可保育園の競争率
どこの保育園に入れるかは皆さんの気になる所ですが、やはり人気のある保育園やタワーマンションなどがたくさんある地域の保育園は枠に対しての希望者が多くなり、基本競争率が高く入園しにくいと考えておいて下さい。
また、入園時の子供の年齢によっても競争率が異なりますので、資料等はチェックして下さい。(年齢における入園定員が異なるため)
絶対というわけではないのですが、意外と0歳児は保育園に入りやすいと感じました。
【保活】における選考基準
各保育園や自治体によって異なるのですが、親の状況労働状況や、住所、兄弟姉妹の有無などが考慮されます。
この事が、よく言われるポイントという保育要件証明書類の事です。
提出書類一例 「子どものための教育・保育給付保育認定(変更)申請書兼保育施設・事業利用調整申込書・利用調整調査票(その1)」
【保活】における入園希望申請書類は、基本パパが会社員としてフルタイムで働いていて、そしてママが現在働いている・もしくは育休中で復帰が決まっているなどの場合は、提出書類の証明要件を埋めていくのは簡単なのですが、結婚や出産を機に仕事を辞めてしまっている場合など、就労状況で不利になるという問題があります。
働きたいから【保活】で保育園への入園の応募をするのにこのシステムはなぜか矛盾しているような気がするのですが、現在のシステムだから、この様式に沿って【保活】を行なっていくしかないですね。
保育園が、働く人のためにあるという前提であるから仕方ないかもしれませんが、認定こども園は子供のためなので、就労が必修ではない様です。
【保活】における保育園見学
保育園入園の選考が始まる頃によく開催されます保育園見学会。施設の様子や職員さんの雰囲気、園としての方針を知ることができるので、ミスマッチを防ぐためにも、見学したいと思う保育園はしっかりと見学に参加しておきましょう。
人気がある保育園であっても、自分には合うかどうかはまた別問題です。
何よりも、そこでの保育士さんの雰囲気や、今入所している園児の雰囲気、またその保育園の保育方針などをしっかり確認してください。
ただ預かってくれればいいという前提で保活をしてしまうと後悔してしまうかもしれません。
保育園によっては、保育の考えが全く異なっています。
異なっていても、それぞれにはいい面があるのですが、自分の子育ての方針と余りにも異なっていれば、後々後悔するかもしれません。
【保活】における私立と公立の保育園の違い
認可があるか無いかは気になる所ですが、保育園の私立と公立を気にする場合はさほど多く無いかもしれません。
端的にいうと、公立保育園は自治体が運営し、私立保育園は個人や法人が運営します。
認可を取っていると、公の基準に従うので、入園審査の基準や保育料などについては公立と私立で違いはありませんが、受け入れ年齢や保育時間などの違いが出てきます。
私立保育園の場合は、特色を打ち出している場合があります。
例えば宗教系の特色や、シュタイナー教育やモンテッソーリ教育などの教育哲学に基づいた保育。自然体験や農業体験などの体験重視保育など。
また、保育園の年間行事の曜日等の考え方などに特色があったりします。
例えば発表会や運動会、一般的に土曜日開催をイメージされるかもしれませんが、イベントが平日に開催が基本だという場合も往々にしてあります。
そういった特色も事前に確認しておくことも【保活】のミスマッチを防ぐために大切なことです。
【保活】保育園 認可と認可外
ここは、【保活】を行う上でパパママが気にする所で大切なところです。
認可保育園は国や自治体の基準を満たしており、園としても補助金が受けられる。
そして大体どの園でも特色はあるにせよ、同じような内容での保育となり安心感があります。
認可外保育園は国や自治体の基準を満たさないが、柔軟なサービスを提供しています。
例えば預かってくれる時間帯だとか曜日だとか。
本当は認可保育園に入園を希望しているが、今現在保育園に空きがないですとか月齢の問題で4月からの入園ができないなどの場合、認可外保育園も【保活】で考えに入れなければいけない場合あります。
働きたくても【保活】の問題をクリアしなければ復職や就労ができません。
色々と矛盾も孕んでいる問題ですが、子どもと働くお父さんお母さんのための最適な保育園を探すことが【保活】の目的となります。
【保活】(保育園探し)はいつ頃からはじめるの?
ある調査によると、【保活】を開始した時期は、
- 妊娠中と答えた人が約21%、
- 入園1年以上前が約18%
- 入園申込書の提出の6ヶ月前が約18%
が、上位3つで全体の約6割をしめています。
思っているよりも早くから【保活】を行なっていますよね。
妊娠中から始めるなど、早くから【保活】を始めた理由としては、生まれたばかりの0歳児の赤ちゃんを連れて保活するのは大変なので、子供が生まれる前から活動しやすくしておこう。という考えからです。
面接や保育園見学などは生まれてからじゃないとできないですが、情報収集や実際の確認などは早くから行なっていても問題ないですよね。
たしかに、子供が生まれてからの【保活】となると、慣れない育児にプラスしての活動となりますから、大変さにより一層大変さがプラスされてしまいますよね。
妊娠中でも、体調がよかったら散歩がてらに実際に保育園までの距離感の確認や役所での保育園関連の情報収集や産休育休制度の知っておくべきことなどなどできることは早い目から動くほうがいいと思います。
ただ、お子さんが生まれてからの【保活】の保育園見学などは大変でもしっかりと行なっておくことをおすすめします。
実際にその保育園に通うとなったら、自分のこどもの雰囲気に合うかどうか、園の人たちと会うかどうかなど、数値化できない部分を見るのも大切だからです。
ざっくりと保活での活動内容を上げてみると、
入園のタイミングを把握する。
すぐに入園できるのか?選考後の4月入園になるの?
4月の時点での希望する保育園の定員状況などの確認をしておきましょう。
募集要項を確認する。
保育園をリストアップ。できるなら、自宅から近いところがいい。※理由は後述します
入園希望の保育園の種類(公立、私立や認可保育園かどうかなど)を確認。
リストアップをしたら、園の評価や口コミを調べる。
※これは、参考程度で留めておいてください。ネガティブな意見は、書いた人が合う合わないがあったためで、全員に当てはまるわけじゃないからです。
保育園の教育方針やカリキュラムを確認
保育園の施設の設備(遊び場、給食施設など)を確認。※保育園がビルの中などにある場合、外遊びはどうなるの?などを知っておきましょう。
園の安全性や衛生状態を確認。特に交通量の多いところや、階段があるような保育園など
保育園の先生の資格や経験を確認。というよりは、人としての雰囲気の確認が一番大事
※資格や経験は一般的に確認のしようがありませんが、保育園開放や見学会の時に雰囲気を見て気になることは質問しましょう。
保育園の費用を調査。
今では3歳児からの保育料は無料(満3歳になった後の4月1日から小学校入学前までの3年間)となっていますが、保育料以外で必要な費用(給食費や教材費・送迎費、行事費など)はどうなっているのか?
保育園によって大きな開きはないとは思いますが、
また、3歳までの保育料は無料ではないから、早くから保育園に預ける場合、自身の家庭の場合は月額いくらくらいになるのか?などを、前もって確認しておきましょう。
休日保育や延長保育の確認
休日保育の有無を確認。土曜日の保育は通常通りに行なっていない場合が多いです。
通常の会社員として仕事を行なっている場合は、土日祝が休みの場合が多いですが、そういった仕事ではない場合、保育園が休みの場合のことを考えておきましょう。
また、年末年始やお盆の時期なども保育園がお休みの場合が多いです。
また預かり時間や延長保育についての情報を確認。
特に、何時まで標準保育可能か?また延長保育はどうかの確認はとても重要。
仕事が終わってからお迎えに行くまでどれくらいかかるか、朝は仕事に行く前に保育をお願いする場合、保育園が預かりを開始しているかなど、意外と見落としがちなことがあります。
これらのことも頭に入れながら【保活】を行いましょう。
入園申し込みの締め切り日をチェック。
入園申込書や必要書類の準備、そして面接や説明会の日程を確認。
見学や体験入園の申し込み。
保育園までの交通手段やアクセス方法の確認。
園のサポート体制やカウンセリングサービスの有無を確認。入園の条件(例: 地域住民のみなど)を確認。
保育園の定員や現在の児童数を確認。待機児童の状況を確認。
待機児童の場合、希望を役所に申請していないと待機児童としてカウントされない問題があります。
定員に余裕があるからといって安心するのは早いです、見えない希望者がたくさんいる場合は、結局は競争になってしまいます。
【保活】で保育園の募集が始まりましたら、一次調整の受付期間終了後、申込状況が発表されます。(大体10月の下旬ごろ)
その後変更の受付などがありますので、様子を見ながら【保活】を続けてください。
まだまだ【保活】で行う注意点はありますが、まずはこれらを参考に自分たちに合った【保活】を成功させましょう。