初めての【保活】では、わからないことだらけですよね。働くママパパにとって子どもの預け先を確保するために色々と調べてはいますが、特に保育園に入園するために必要な点数制、ややこしくないですか?
点数制は、保護者の就労状況や家庭の環境、子どもの状況に基づき、自治体ごとに異なる基準で評価されますが、その仕組みや具体的な計算方法が理解できていないと、思うように保育園の入園が叶わないことも。
そこで、ここでは、初めて保活に取り組むママパパ向けに、保育園入園のカギを握る点数制の基本をわかりやすく解説します。
保活での成功率を上げるために押さえておきたいポイントや、効率的に点数を上げるためのコツも併せて紹介していきますので、わからないまま【保活】をして後悔しない様この記事を通じて、より確実に保育園入園を目指しましょう!
その前に、ざっくりとした【保活】のメインスケジュールをお知らせしておきます。
大阪市を例にとっての保育園申し込み時期についての主なスケジュールは以下の通りです。
4月入園の場合
- 入園申込書配布開始: 9月初旬頃
- 入園申込一次受付開始: 10月初旬~中旬頃
- 申込状況公表: 10月下旬頃
- 一次受付結果通知: 1月下旬~2月上旬頃
年度途中入園の場合(※保育枠に余裕がある場合)
利用開始希望月の前月5日(閉庁日の場合は翌開庁日)までに区の保健福祉センターへ申請を行ってください、
4月入園でしたら、大体9月中頃から手続きが始まることが多いですので、役所や保育園の前などの掲示板などをチェックしておきましょう。
1.【保活】で知っておきたい!点数制の基本とその仕組み
保育園の入園を目指すとき、「点数制」を理解することってとても大事なのです。実際、このシステムがすべてと言ってもいいくらい。でも、保活を始めたばかりの20代30代の新米ママやパパにとっては、この点数制がどう機能しているのか、わかりにくいこともありますよね。
点数制は、自治体が保育園の入園希望者を公平に選ぶための仕組みで、ママやパパの働き方や家庭の事情など、さまざまな要素を点数にして決めています。この点数によって入園の優先順位が決まりますので、保活を成功させるためには、点数制の仕組みを理解して、できるだけ高い点数を取ることが大切です。
点数制の基本的な仕組みや、点数をアップする方法をわかりやすく解説していきます。初めて保活に挑戦するママやパパが、【保活】での保育園入園を成功させるためのヒントになれば嬉しいです。
2.保育園に入れるかは点数次第?【保活】の点数制を徹底解説
保育園への入園は、希望者が多いときには自治体が設定した「点数制」によって優先順位が決まります。
これは、入園希望者が定員を超えた場合に、どの家庭を優先するかを公平に判断するために数値化した内容なのです。
【保活】における点数制って何?
点数制とは、保育園に通わせたい家庭のママやパパの就労状況や家庭の事情を数値化して、その合計点数で入園の優先順位を決める仕組みです。
点数の内容は、自治体ごとに基準が少しずつ違いますが、基本的な仕組みは同じです。
基本的にはママやパパの働き方、祖父母との同居や家族の介護などの有無、などの家庭の状況、兄弟がいるのか?一人っ子なのか?や子どもの年齢や特性などが考慮されます。
【保活】における点数制の主なポイント
ここでは主なポイントを3つお伝えしておきます。
ママやパパの就労状況
フルタイムで働いていると、保育の必要性が高いと判断されて点数が高くなります。パートタイムや自営業で労働時間が短い場合は、その分点数が少し低くなります。
自営業でもフルタイムの様な働き方だと点数が高く評価されますし、また、自宅で事業を行っているときは、家庭で保育ができると判断されて低くなる場合等があり注意が必要です。
家庭の状況
シングルマザーやシングルファーザーの家庭、多子世帯(兄弟姉妹が多い家庭)は、保育の必要性が高いとされて加点されることが多いです。また、親が病気や障がいで介護が必要な場合も、自分で保育ができないと判断され、点数が上がる要因になります。
子どもの特性
お子さんが障がいを持っている場合や、兄弟姉妹がすでに保育園に通っている場合は、優遇されることがあります。※必ずしも優遇されるわけではありません。定員の問題等で兄弟が違う保育園に預け入れの場合などもあります。
こうした要素をもとに、各家庭の点数が決まり、その点数に基づいて保育園入園の優先順位が決まります。
3.初めての保活:点数制を理解して成功率をアップしよう!
初めて保活に挑むとき、特に大事なのが「点数制」をしっかり理解することです。点数制をうまく理解して、どうすれば点数を上げられるかを考えることで、保育園に入園できる確率をぐんと上げられます。
まずは現状の就労状況をチェック
保育園の点数制で一番大切なのが、ママやパパの「働き方」です。自治体によって少し違いはありますが、フルタイムで働いている人が最も高い点数をもらえます。パートタイムや時短勤務だと、フルタイムよりは点数が低くなることが多いです。自営業や在宅勤務の場合も、働く時間によって点数が変わるので注意しましょう。
自治体の基準を確認しよう
点数制の基準は大まかには全国一緒ですが、自治体ごとに少しずつ違うようですので、まずは自分の住んでいる自治体のルールを確認するのが大事です。
役所の公式サイトや保育園の案内に、点数制について詳しく書かれていることがありますので、チェックしてみてください。また、自治体によっては説明会や相談会を開いてくれるところもあるので、参加して直接質問するのもオススメです。
説明会などに参加できなくても、自ら役所に行きわからないことを質問することが大切です。
点数制の内容を理解しているかそうでないかで【保活】では大きな違いとなってきます。
早めに準備を始めよう
【保活】は、とにかく早めの行動がポイントです。募集が始まってからの準備では、慌ててしまうこともありますので早め早めを心がけましょう。
【保活】の点数制に基づいた申請書類の準備には、会社から取り寄せたり、きちんと調べたりして時間がかかることも多く、役所の募集も10月くらいには始まりますので、保育園入園を希望する前の年の春くらいには情報収集からの【保活】を考え始めるのが理想的です。
特に、就労証明書や家庭の状況を示す書類を揃えるのには時間がかかるので、早めに準備しておくと安心です。
場合によっては出産前からの【保活】にはなる場合もありますが、0歳児からの保育を考えるママパパは早め早めを心がけてください。
4.点数制攻略のカギを握るステップ!初心者向けのすることガイド
保育園入園を左右する点数制ですが、しっかり理解することで保活を成功させる道が見えてきます。
ここでは、初めての保活でもわかりやすく進められるステップを紹介します。
自治体のルールを調べよう
まずは、住んでいる自治体の点数制がどんな基準になっているかを調べるのが第一歩です。
自治体の公式サイトや保育を担当する課を調べて確認しましょう
(大阪市の場合はお住いの区の保健福祉センター保育担当)大阪市の各区役所・保健福祉センターの所在地・電話番号・アクセス
自分たちの状況をチェック
【保活】での点数制の基準を確認しましたら、次はママやパパの働き方や家庭の状況、子どもの特性がどのくらいの点数に影響するかを確認しましょう。
自分たちの働き方や生活状況がどれだけの点数を取れるかを考えることで、足りない部分や対策を練ることができます。
例えば就労していないのであれば、点数性とのかねあいをどの様に考えるのか?産休・育休の場合は、いつまでどのような形でとれるのか等、現状の状況と点数制をみて手当できるところは前もって手当てしておきましょう。
点数を上げるための対策を考える
点数を上げるためには、フルタイム勤務に切り替えるとか、必要な書類をきちんと揃えるなどが効果的です。
現状就労していないのであれば、仕事をさがすとか(※現在でしたら、在宅でもできる仕事も増えました)、
自らフリーランスや自営業として仕事を始めるとかも考えてみてください。
また、自治体が用意している加点の仕組みも活用できる場合があるので、前もってしっかりチェックしてみてください。
【保活】の点数制のメリットと注意点をしっかり理解
【保活】での点数制は、ママもパパも就労していれば、点数が高くなり、保育園への入園がぐっと近くなります。
そう言った意味での保育園入園希望者を公平にわかりやすく選ぶための仕組みですが、やはりいろいろな状況の家庭のママやパパがいますので、ほかの家族と状況が違えど同じ点数になる場合もあります。
点数が同数の場合には募集人数の関係で抽選になることもあります。
また、人気の地域や保育園では点数が高くても入れないこともあるので、複数の保育園を候補に入れておくことも大事です。
5.【保活】を始める前に知っておきたい!点数を上げるコツ
点数制でうまくいくためには、ポイントを押さえておくことが大事です。ここでは、点数を上げるための具体的な方法を紹介します。
フルタイム勤務を考えてみる
保育園に入るために一番高い点数をもらうには、ママもパパもフルタイムで働くことが重要です。
フルタイム勤務は保育の必要性が高いと認定されるため、点数の上でも優遇されます。もしフルタイム勤務ができるなら、ぜひフルタイムでの就労を検討してください。
家庭の事情をしっかり申告しよう
ひとり親家庭や、兄弟姉妹がいる場合、または親が病気や障がいを抱えている場合などの事情があれば加点ポイントとなりえます。該当する場合は、しっかりと書類を用意して申告しましょう。
育児サポート状況もチェック
保育園に子供を預ける必要性があるかどうかは、その家庭の育児サポート状況でも点数に影響します。
たとえば、同居しているおじいちゃんやおばあちゃんがサポートできる場合、保育の必要性が低いと見なされることがあります。そのため、サポート体制もしっかり見直しておきましょう。
これで、点数制の理解が深まってきましたでしょうか?保活は不安もありますが、前もってしっかり準備すれば必ず道は開けます!
6.【保活】の初心者でもわかる「点数」についての押さえるべきポイント
今まで話してきました様に、保活において「点数制」を理解することは、入園の成功につながる大事なポイントです。
しかし、初めての保活のママやパパにはちょっと難しく感じることも多いかもしれませんよね。
そこで、ここでは初心者でもわかる、点数制を理解するための簡単なコツを紹介します。
自治体ごとの違いを知っておこう
点数制のルールは、基本全国で同じなのですが、住んでいる自治体ごとに若干の違いがあります。ですので、まずは自分が住んでいる自治体の点数基準をしっかりチェックして、他の地域やネット上での情報と混同しないように注意しましょう。役所の公式サイトや説明会で最新の情報を確認すると安心です。
加点チャンスを逃さない!
自治体によっては、特定の条件で加点されることもあるのです。
例えば、兄弟がすでに同じ保育園に通っている場合や、複数の子どもがいる家庭(多子世帯)には加点されることがあります。これらのチャンスは意外と見逃しやすいので、自治体の公式情報をしっかり確認しておきましょう。
書類のチェックを忘れずに!
【保活】における申請には、書類がとっても大事。
提出する書類に不備があると、せっかくの点数がちゃんと反映されないことも。
書類を提出する前には、しっかり確認して、必要な書類は整っているか、漏れがないかなど不備がないかチェックしましょう。また、提出期限を守ることも忘れずに!
7.【保活】で保育園が決まる為の保活成功のためのヒント
保活における点数制はとても大事ですが、
点数一辺倒だけじゃなくて、他にも大切なポイントがあります。点数を無理やり上げることだけに頼らず、広い視野を持って保活に取り組むことで成功率を上げることができますよ。
複数の保育園を候補に入れるのがポイント
希望する保育園が定員オーバーしている場合、いくら点数が高くても入園できないことがあります。
そんなときのために、候補の保育園を複数リストアップしておくのがコツ。いろんな選択肢を持っておくことで、入園のチャンスを広げましょう。
認可外保育施設も検討してみて
認可保育園だけでなく、認可外の保育施設や企業主導型の保育施設も検討することで、育児のサポートを受けられる選択肢が増えます。
認可保育園に入れなかった場合の事も一応想定しておき、こうした施設を利用することで安心して働ける環境を整えられますよ。
保育園に子供を預ける第一の目的は仕事への復帰なのですから。
抽選もあるかも…その可能性も理解しよう
人気の保育園や、点数が同じ家庭が複数いる場合は、最終的に「抽選」で決まることもあります。
点数制だけでなく、運の要素も関わってくることを頭に入れておくと、落ち着いて対応できるかもしれません。
そのためにも複数の候補を考えるなどの対策を取っておきましょう。
まとめ
【保活】における「点数制」を制することは、保育園入園を左右する重要な仕組みですが、まずはしっかりと仕組みを理解して前もって準備をすれば、入園成功のチャンスがぐっと広がります。
自分の住んでいる自治体のルールを確認し、通える範囲での保育園にはどう言った施設があるか、また、点数で高得点を目指すためにフルタイムでの就労や書類の準備など、できる対策を講じていきましょう。
焦らず、でも早めの行動で、保活を成功させましょう!